ヨツコブツノゼミ
学名 Bocydium globulare。ツノゼミ科(Membracidae)に属する昆虫の一種。
分類上の位置づけ
名前に「ゼミ」とつくが、セミの仲間ではなく、ヨコバイに近縁な独自の分類群「ツノゼミ科」に属する。ツノゼミ科は世界に3000種以上おり、ツノの形状はブーメラン状・リーゼント状・アンテナ状など種によって多様。
特徴
- 体長5mm〜1cm程度の非常に小さな昆虫。
- 最大の特徴は、変形した前胸部背面に生えた4つのこぶ状突起(和名の由来)。
- ツノゼミ全般の胸部背面には「ヘルメット状構造」があり、種ごとに大きく形態が異なる。
生態
- 植物の茎や樹の幹の上で生活する。
- 体を揺すって植物自体を振動させ、その振動を仲間との呼びかけ・警戒音などのコミュニケーション手段として使う。
なぜこの姿になったか
なぜこのような突起状の姿に進化したのかは研究者の間でも明確な結論は出ていない。捕食者から身を守るための擬態(木の一部に似せる、有毒な菌類に似せるなど)が過剰に進化した結果ではないかとする説があり、ヨツコブツノゼミについては「アリに似せようとしたのではないか」という説も挙げられている。