エバーグリーンノート (Evergreen Notes)
「作っては使い捨てる一時的なメモ」ではなく、時間をかけて育て、複数のプロジェクトを横断して使い続けるノートのこと。 #zettelkasten #note-taking
提唱者
Andy Matuschak(Khan Academyの元CTOで、思考ツール研究者)が自身のノートサイト上で提唱している概念。
5つの基本原則
- 原子性 (atomic) — 1ノート1概念。粒度を細かくするほど、リンクの密度を上げられる
- 概念指向 (concept-oriented) — 出来事や文献の要約ではなく、概念そのものを中心に書く
- 密度の高いリンク (densely linked) — 書いた/更新した後、関連する既存ノートを探してリンクし、「なぜ関係するのか」を一文で書く。この作業自体が洞察を生む
- 連想的オントロジーを優先 — フォルダによる階層分類より、ノート同士の関連付けを重視
- 自分のために書く — 読者を想定せず、まず自分の思考のために書く
Zettelkastenとの関係
ニクラス・ルーマンのZettelkasten(カード式ノート法)に強く影響を受けた考え方で、「原子性」「密度の高いリンク」はZettelkastenの発想を直接引き継いでいる。Zettelkasten実践者のSönke Ahrensは「ノートの取り方を改善することが目的ではなく、思考そのものを改善することが目的だ」と述べており、この考え方はエバーグリーンノートの哲学とも一致する。
このサイトとの関連
64p.orgの/notes/コーナーは、1トピック1ファイル、[[...]]による密なリンク、フォルダではなくタグ・リンクによる関連付けという構成になっており、実質的にエバーグリーンノート/Zettelkasten方式のノートシステムだと言える。