Vault
HashiCorpが開発するシークレット管理・暗号化・PKIツール。APIキー・パスワード・証明書などの機密情報を一元管理し、アクセス制御と監査ログを提供する。
アーキテクチャ
- プラグイン形式の「secrets engine」がパス単位でマウントされ、それぞれが独立した名前空間としてシークレットの保存・生成・暗号化を担当する。
- static secrets: 明示的に変更・削除するまで保持され続ける固定値。
- dynamic secrets: リクエストのたびにオンデマンドで生成される、TTL(time-to-live)付きの一時的な認証情報。TTLが切れると自動的に無効化されるため、漏洩しても手動ローテーションなしに無害化される。
- Kubernetes・AWS IAM・LDAP・GitHub・Azure AD・JWT/OIDCなど多様な認証方式(auth method)をサポートし、IDベースのアクセス制御を実現する。
ライセンス変遷
2023年8月にMPL 2.0からBUSL 1.1へ変更され、これを機にOpenBao(Linux Foundation傘下)としてフォークされた。詳細はBSLを参照。
出典
- Secrets Management | hashicorp/vault | DeepWiki
- How to Use Vault Dynamic Secrets | OneUptime
- OpenBao vs HashiCorp Vault: the Open-Source Fork, Compared (2026)