k0s

Mirantisが開発する軽量Kubernetesディストリビューション。CNCF Sandboxプロジェクトで、「Zero Friction Kubernetes」を標榜する。k3sと並んで軽量ディストリビューションの比較対象としてよく挙げられる。 #kubernetes

アーキテクチャ

k0sも単一バイナリで配布される点はk3sと共通するが、コンポーネントの束ね方が異なる。k3sがコントロールプレーン全体を単一プロセスに統合するのに対し、k0sはバイナリの中にapiserver・etcd・kubelet・containerd・runcなど「本物の」各コンポーネントの実体を同梱し、起動時にそれぞれ個別プロセスとして展開する。iptablesなどの周辺ユーティリティも静的リンクで同梱しており、ホストOS側に必要な依存はカーネルのみ。

「100% upstream」を掲げており、Traefik・Flannel・ServiceLBのような独自コンポーネントを標準同梱するk3sより、素のKubernetesの挙動に忠実であることを重視している。

ユースケース

Raspberry PiのようなIoTデバイスからベアメタルのデータセンターまで、幅広いインフラ規模を1つのディストリビューションでカバーすることを狙っている。CNCF認証済み(certified)のKubernetesディストリビューション。

k3sとの違い

  • k3s — コントロールプレーンを単一バイナリ・単一プロセスに統合。Traefik/Flannel/ServiceLBなど独自コンポーネントを標準同梱し、軽量化のための取捨選択をしている。デフォルトデータストアはsqlite3(kine経由)
  • k0s — 単一バイナリ配布だが実行時のプロセスは分離されたまま。同梱コンポーネントは最小限に絞り、upstream Kubernetesへの忠実さを優先

Kubernetesの中での位置づけ

k3s・MicroK8sと同じく「軽量だが本番投入もできるディストリビューション」枠。この中でk0sは依存関係ゼロ・upstream忠実という運用面のシンプルさを最大の売りにしている。

出典

作成日時: 2026-08-19 09:51 / 更新日時: 2026-08-19 09:51