連作障害(れんさくしょうがい)
同じ場所(土壌)で同じ作物、あるいは同じ科の作物を連続して栽培することで、収量低下や生育不良など様々な弊害が起きる現象。栽培面積が狭い家庭菜園では特に起こりやすいとされる。
原因
複数の要因が複合的に絡み合って起きるとされる。
- 土壌病害・線虫害 — 根の周辺に、その野菜を好む特定の病原菌や線虫(センチュウ)が年々増殖する。
- 生理障害 — 特定の科の作物は土壌中の特定の養分を偏って吸収するため、連作すると特定の栄養素の過不足が生じる。
- 忌地現象(いやちげんしょう、アレロパシー) — 植物の根から分泌される、他の植物(や自身の次世代)の生育を阻害する物質の蓄積。
- 土壌微生物相の単純化 — 健全な土壌では多様な微生物がバランスを保っているが、連作によって特定の微生物だけが増殖し、微生物相の多様性・バランスが崩れる。
対策
- 輪作 — 同じ場所で栽培する作物の科を計画的にローテーションさせる。
- 多様な野菜を植える・コンパニオンプランツ(相性のよい植物同士の混植)を利用する。
- 堆肥投入などバランスの取れた土づくり。
- 畑を一定期間休ませる(緑肥作物を育てる、雑草を生やすなど)。
科ごとの輪作年限の目安
- ナス科(トマト・ナス・ピーマン・ジャガイモなど) — 3〜4年以上
- ウリ科(キュウリ・カボチャ・スイカ・メロン・ズッキーニなど) — 2〜3年
- マメ科(エダマメ・インゲン・エンドウ・ソラマメなど) — 3〜5年
- アブラナ科(キャベツ・ブロッコリー・大根・小松菜・白菜など) — 科によって異なるが、比較的短めでも可とされることが多い