ニホニウム(Nihonium, Nh)

原子番号113の超重元素。元素記号はNh理化学研究所(RIKEN)の森田浩介氏らのチームが発見し、命名権を得た。アジア発として初めて周期表に永続的な地位を得た元素。 #chemistry #element

発見の経緯

RIKENの研究チームは2003年9月から超重元素合成の研究を開始し、重イオン線形加速器(RILAC)を用いて2004年7月に元素113の合成に初めて成功した。2005年4月・2012年8月にも追加で合成に成功している。合成には仁科加速器科学研究センターの重イオン加速器施設「RIビームファクトリー(RIBF)」が使われた。

  • 合成方法: 亜鉛70(⁷⁰Zn)をビスマス209(²⁰⁹Bi)標的に照射する「コールドフュージョン」型反応
  • 生成された新核種: ²⁷⁸113

2015年12月31日、IUPAC(国際純正・応用化学連合)がRIKENの発見優先権を正式に認め、命名権が与えられた。2016年11月30日に名称・元素記号が正式承認された。

名称の由来

日本語の「日本(Nihon)」に由来する。周期表では第13族(ホウ素族)に位置する。

性質

人工的に作られた放射性元素で、既知の同位体はいずれも半減期が極めて短い(1秒未満のものが多い)。

出典

作成日時: 2026-08-16 07:13 / 更新日時: 2026-08-16 07:18