Lima
macOS上でLinux仮想マシンを手軽に動かすためのOSSツール。「LInux MAchines」の略。lima-vm/lima。ファイル共有・ポートフォワーディングを自動でセットアップし、limactl startだけでLinux VM内のシェルにアクセスできる状態を作る。もともとはcontainerd/nerdctlをMacユーザーに広めることが目的だったが、Docker・Podman・Kubernetesなど他のコンテナランタイムでも使われる。ColimaはLimaを土台にした、Docker互換ランタイムに特化したラッパー。
VMバックエンド(vmType)
- QEMU — Linuxホストではデフォルト。エミュレーションも含め幅広いアーキテクチャに対応でき、
vmType: qemuかつ異なるCPUアーキテクチャを指定すればクロスアーキテクチャVM(Intel-on-ARM/ARM-on-Intel)も動かせる。 - vz — macOS 13.5以降ではこちらがデフォルト。AppleのVirtualization.frameworkを直接利用するバックエンドで、QEMUより高速。
ファイル共有・ポートフォワーディング
ファイル共有にはReverse SSHFS、virtio-9p-pci(QEMUのデフォルト)、virtiofs(vzのデフォルト)のいずれかが使われる。ポートフォワーディングは通常SSH経由だが、vzバックエンド+systemd v256以降のゲスト(Ubuntu 24.10+等)ではAF_VSOCKを使った通信に切り替わり、従来の仮想ネットワーク経由より高速になる。vzNATというネットワーク方式もvzゲスト限定でさらに高速。