LVFS(Linux Vendor Firmware Service)
OEMベンダーがファームウェアイメージをアップロードし、Linuxユーザーがそのメタデータ・更新ファイルを安全にダウンロードできるようにするWebサービス。fwupdのバックエンドとして機能する。Richard Hughesが開発した。
解決する課題
LVFS登場以前、Linux上でのファームウェア更新には以下のような問題があった。
- 手元のハードウェアの詳細情報や現在のファームウェアバージョンを把握しづらい
- 更新ファイルの入手先が分散していて不明確
- ベンダー提供のフラッシングツールがWindows専用で、Linuxで動かせない
仕組み
3層アーキテクチャで構成され、クライアント側のfwupdデーモンと連携する。ベンダーが.cab形式のファームウェアファイルをアップロードすると、以下の処理が行われる。
- メタデータの検証
- GPG/PKCS#7による署名
- ファイルの再パック
- データベースへの登録
fwupdmgrやGNOME Softwareなどのクライアントは、LVFSが提供するメタデータカタログを取得し、対応デバイスへの更新を適用する。
対応するファームウェアの種類
USB、Thunderbolt、Synapticsデバイスのファームウェアのほか、UEFI UpdateCapsuleやDFU(Device Firmware Upgrade)標準に準拠したファームウェアが対象。不揮発性メモリに書き込まれるファームウェアの配布に限定して使われる。
出典
- Linux Vendor Firmware Service
- Introduction — LVFS documentation
- LVFS makes Linux firmware updates easier | Opensource.com
- What Is LVFS and How Do I Use It? - Make Tech Easier