VNC

Virtual Network Computing。RFB(Remote Framebuffer)プロトコルプロトコルを使い、ネットワーク越しに別のコンピュータのデスクトップを遠隔操作するためのクロスプラットフォームなリモートデスクトップ技術。

仕組み

  • クライアント・サーバーモデルで動作。制御される側のマシンにVNC Server、操作する側にVNC Viewer(Client)をインストールする。
  • サーバーは自身のデスクトップ画面(フレームバッファ)を取得し、更新差分をビューアに送信。ビューアはそれを表示し、キーボード・マウス入力をサーバーへ送り返す。
  • OSに依存しないプロトコルのため、異なるプラットフォーム間(例:LinuxサーバーをWindowsから操作)でも通信できる。
  • デフォルトのポート番号は5900(ディスプレイ番号が0の場合。ディスプレイ番号Nに対して5900+Nを使う慣習がある)。

歴史

  • 1990年代半ば、英ケンブリッジのOlivetti Research Laboratory(ORL)で発明された。1999年にAT&Tがラボを買収し、AT&T Laboratories Cambridgeとなる。
  • 主要な発明者はTristan Richardson(RFBプロトコルの設計・リファレンス実装)で、Andy Harterがプロジェクトを主導、Quentin Stafford-Fraser、James Weatherall、Andy Hopperらが関わった。
  • オリジナル実装はGPLでオープンソース公開された。
  • 2002年4月にAT&Tがケンブリッジ研究所を閉鎖した後、RichardsonやHarterらがRealVNC社を設立し、商用版の開発を継続。
  • オープンなプロトコル仕様のため、TightVNC(低速回線向け圧縮強化)、UltraVNC(Windows向け、ファイル転送等の機能追加)、TigerVNC(Unix/Linux向けの高性能フォーク、2009年にTightVNCから分岐)など、多数の互換実装が派生した。

出典

#protocol #remote-desktop

作成日時: 2026-08-11 07:38 / 更新日時: 2026-08-11 07:38