Puppet(構成管理ツール)
2005年にLuke Kaniesが創業した構成管理ツール。Rubyのような汎用言語のDSLではなく、独自の宣言的言語(Puppet言語)でシステムのあるべき状態をモデル駆動で記述する点が特徴。
アーキテクチャ
Chefと同様、クライアント(agent)がサーバー(master)から設定指示を取得して適用し、結果をレポートするagent/master型・pull型のアーキテクチャを取る。
ライセンスと会社の変遷
open-coreモデルを採用しており、OSS版はApache Licenseで提供される一方、Puppet Enterpriseは商用ライセンス。開発元のPuppet, Inc.(米オレゴン州ポートランド)は2022年4月にPerforceに買収された。
2025年の配布方針変更とコミュニティの反発
2025年、Perforceはオープンソース版Puppetの配布方針を変更し、バイナリ・パッケージの配布先を非公開リポジトリへ移した。コミュニティ貢献者はEULAへの同意のもとアクセスが許可されるが、25ノードを超える利用には商用ライセンスが必要になった。この変更に反発したコミュニティの一部が、Perforceの手を離れた形でPuppetをフォークする動きを見せている。
構成管理ツールの中での位置づけ
Chefと同じくagent/master・pull型だが、DSLがRubyの内部DSLではなく独自の宣言的言語である点が異なる。買収・ライセンス変更を経た点は、Red Hatに買収されつつもagentless設計ゆえに配布形態が大きく変わっていないAnsibleとは対照的な経緯。
出典
- Puppet (software) - Wikipedia)
- Perforce Forks Puppet, Community Considers Muppet - DevOps.com
- Puppet Extends Enterprise-Grade Automation to Network and Edge Devices | Perforce Software