Dactyl Manuform
コンケイブ(凹型)・カラムスタッガード配列を持つ、オープンソースかつパラメータ化されたエルゴノミック分割キーボード。3Dプリントでケースを製作する。
由来
原型となるDactylは、Matthew Adereth氏がClojureとOpenSCADで設計した。これをTom Short氏がManuFormキーボードコミュニティの設計要素(親指クラスタ部分)を取り入れて派生させたのがDactyl-ManuForm。後にコードベースをClojure/OpenSCADからPython + cadquery(OpenCASCADE)へ移植したフォークも登場している。元開発者らがClojureを難解、OpenSCADのジオメトリエンジンを不安定と感じたことが移植の理由。
特徴
- ケース設計は列数・行数・傾斜角など多数のパラメータで調整できる。
- 3Dプリントで製作するのが基本。高強度フィラメントを使い、レイヤー高さ0.2mm設定ではケース一対あたりほぼ丸一日かかる印刷時間になる。
- ボトムプレートをネジ止めできる構造で、M3ネジ用のインサートナット穴が用意されている。
- GitHub上で設計ファイル(事前生成されたSTLを含む)が公開されており、そのまま印刷することも、パラメータをカスタマイズして再生成することもできる。
- ファームウェアにはQMKを組み合わせることが多い。トラックボールを組み込むカスタム例もあり、その点ではKeyballと近い狙い(タイピングとポインティングデバイスの一体化)を持つビルドも存在する。
- 日本の自作キーボードコミュニティでも人気があり、ビルド記録のブログ記事が多数存在する。
出典
- GitHub - maxkorp/dactyl-manuform
- GitHub - joshreve/dactyl-keyboard
- Dactyl Manuform系列のキーボードを作った話|なゆ
- エルゴノミックな自作キーボード Dactyl Manuform を作った話