MariaDB

MySQLのフォークであるオープンソースRDBMS。2009年、OracleによるSun Microsystems買収を機に、MySQLの原作者の一人Michael “Monty” Wideniusが立ち上げた。名称は同氏の娘の名前に由来する。MariaDB Foundationという非営利組織が開発を統括しており、企業単独ではなくコミュニティ主導のガバナンス体制を取る点がMySQL(Oracle所有)との対比としてよく語られる。

MySQLとの違い

  • ストレージエンジン: MySQLと共通のInnoDBをフォークして独自の最適化(バッファプール管理・圧縮)を加えているほか、Aria(MyISAMの後継、クラッシュセーフ)、MyRocks(SSD向け、RocksDBベース)など独自エンジンを持つ。
  • システムバージョン管理テーブル: MariaDB 10.3で導入。テーブルの行の変更履歴を自動的に保持する。
  • S3ストレージエンジン: 古いテーブルをS3互換オブジェクトストレージへ直接アーカイブできる。
  • ベクトル検索: 11.7でVECTOR INDEX(HNSWベース)をOSS版に実装済み。MySQLのベクトル検索対応はCommunity版では未対応(Enterprise版のHeatWaveでのみ提供)なため、この点でMariaDBが先行している。

ライセンス面

MariaDB社(MariaDB Foundationとは別法人)は、Business Source License(BUSL-1.1)の考案元でもある。MaxScale(接続プロキシ)で最初に採用され、後にHashiCorpなど他社も追随した。MariaDB自体(サーバー本体)はGPLv2のオープンソースのまま維持されている。

出典

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作成日時: 2026-08-15 21:59 / 更新日時: 2026-08-15 21:59