MADR(Markdown Architectural Decision Records)
ADRをMarkdownで書くための構造化テンプレート。2017年頃に初版が公開され、2024-09-17に4.0.0がリリースされている。
Nygard型との違い
ADRで最も広く使われているNygard型(Title/Status/Context/Decision/Consequences の5項目)よりも項目数が多く、意思決定のプロセス(検討した選択肢とその比較)まで構造化して残せるようになっている。
Full版のセクション構成(v4.0.0)
YAML frontmatterでメタデータ(ステータス・日付・意思決定者・相談者・通知対象者)を持ち、本文は以下のセクションで構成される。
- タイトル(問題と解決策を表現)
- Context and Problem Statement — 文脈と問題
- Decision Drivers(オプション)
- Considered Options — 検討した選択肢
- Decision Outcome — 選定理由
- Consequences — 結果(良い点・悪い点)
- Confirmation(オプション)
- Pros and Cons of the Options — 各選択肢の詳細分析
- More Information(オプション)
Full版の他に、必須セクションのみの Minimal版、説明文を省いた Bare版など複数のバリエーションが用意されている。