GLM-5.2 / GLM-5.3
中国のZhipu AI(国際ブランド名Z.ai)が開発するGLMシリーズの最新世代。GLM-5.2は2026年6月13〜16日リリース、GLM-5.3は2026年8月14日リリース。オープンウェイトLLM MOCの一員。
系譜
GLM(2022年5月発表の自己回帰的空白充填モデル)→GLM-4-Plus(2024年8月)→GLM-4.5/4.5 Air(2025年7月)→GLM-5(2026年2月12日)→GLM-5.1(2026年4月7日オープンソース化)→GLM-5.2(2026年6月)→GLM-5.3(2026年8月)。Zhipu AIは2025年に国際ブランド名を「Z.ai」に変更し、2026年1月8日に香港証券取引所へ上場した。
GLM-5.2
- ライセンス: MIT、地域制限なし。自己ホスティング・ファインチューニング・商用利用可能。
- アーキテクチャ: MoE構成、総パラメータ約744B、アクティブパラメータ約40B/トークン。
- コンテキスト長: 1,000,000トークン(前世代GLM-5.1の200,000トークンから大幅拡張)。単一レスポンスは最大131,072トークンまで。
- ベンチマーク: Terminal-Bench 2.1で81.0、SWE-bench Proで62.1。複数の長期コーディングベンチマークでGPT-5.5を上回り、コストは約1/6と報道されている。
- 料金: 入力$1.40/出力$4.40(百万トークンあたり)。
- 重み公開先: Hugging Face
zai-org/GLM-5.2、ModelScope。
GLM-5.3
GLM-5.2と同一の約744Bベースモデルを再学習せず、ポストトレーニング(強化学習等)のみを大規模化して性能を向上させたモデル。アーキテクチャ・パラメータ数はGLM-5.2から変更なし。改善点はコーディング(特に長時間タスク)とサイバーセキュリティ分野で、Terminal-Bench 3.0は4.6から28.3へ向上した。
注意: API/GLM Coding Planでは提供開始済みだが、モデルの重み自体は本ノート執筆時点(リリース直後)で未公開。Z.aiは安全性評価完了後、約2週間後に重みを公開予定と表明している。GLM-5.3を「オープンウェイト」として扱うのは重み公開後になる。
オープンウェイトLLMの中での位置づけ
総パラメータ744BはDeepSeek V4-Pro(1.6T)やKimi K2.6(1T)よりやや軽量で、Mistral Large 3(675B)に近い規模。ライセンスはMITで制約が緩く、ベースモデルを固定したままポストトレーニングだけで版を重ねる開発サイクル(GLM-5.2→5.3)は他モデルにあまり見られない特徴。
出典
- Zhipu AI Releases GLM-5.2 (datanorth.ai)
- Zhipu AI GLM-5.2 open source MIT (Pandaily)
- GLM-5.2 Open Source Release (Stable-Learn)
- GLM-5.2 Open Weights LLM (go-to-agency.com)
- Z.ai Launches GLM-5.3 With Frontier Coding (Unite.AI)
- Z.ai ships GLM-5.3 without retraining the base model (MarkTechPost)
- Z.ai (Wikipedia)
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