オープンソースのルーター/ファイアウォールOS
専用のネットワーク機器を使わず、汎用のx86ハードウェアや仮想マシン上でルーティング・ファイアウォール・VPNなどの機能をソフトウェアとして実現する、オープンソースのネットワークOS群。ベースOS・想定用途・開発体制がそれぞれ異なる。
各プロダクトの位置づけ
- VyOS — Debian GNU/Linuxベース。Cisco IOS風のCLIで設定し、OSPF/BGP/MPLSなどエンタープライズ向けルーティングプロトコルに標準対応。「ビルド済みバイナリ有償配布」型のビジネスモデル。
- pfSense — FreeBSDベース。2004年にm0n0wallからフォークした老舗プロダクト。WebGUI中心。無償のCommunity Editionと、Netgateのアプライアンス向け商用Plusエディションがある。
- OPNsense — FreeBSDベース。2015年にpfSenseからフォーク。モダンなUI、週次リリース、BSD 2-Clauseライセンスでの完全オープン性が特徴。
- OpenWrt — 家庭用ルーター等の組み込み機器向けLinuxディストリビューション。上記3つが「PC/サーバーをルーターにする」方向なのに対し、こちらは「既存の小型ルーター機器のファームウェアを置き換える」方向。
- FRRouting (FRR) — 単体のルーターOSではなく、BGP/OSPF等のルーティングプロトコルスタックそのものの実装。VyOSやLinuxディストリビューションに組み込まれて使われることも多い。
出典
各プロダクトのノートを参照。