Universal City Studios, Inc. v. Nintendo Co., Ltd.
1982年から1984年にかけて争われた、映画会社Universal(MCA)と任天堂の商標訴訟。ドンキーコングが「キング・コング」の商標を侵害しているとUniversal側が主張したことに端を発する。
経緯
- 1982年4月、MCA会長シド・シェインバーグが、ドンキーコングはキング・コングの商標権を侵害していると主張し、任天堂に48時間以内の全利益返還を要求した。
- 任天堂側の弁護士ジョン・カービー(John Kirby)は、Universalが1975年のRKOピクチャーズとの別の訴訟において、「キング・コングの筋書きはパブリックドメインである」と主張して映画をリメイクする権利を勝ち取っていたという過去の矛盾を証拠として提示した。
- 1984年7月、ロバート・W・スウィート判事はこの矛盾を指摘した上で任天堂側の勝訴を言い渡し、Universalに対して任天堂の弁護士費用180万ドルの支払いを命じた。
その後
任天堂はこの訴訟で自社を救った弁護士ジョン・カービーに敬意を表し、1992年発売の新キャラクターに「カービィ(Kirby)」と名付けたとされる。
出典
- John Kirby and the Legacy of Universal City Studios v. Nintendo
- Universal City Studios, Inc. v. Nintendo Co. Ltd., 615 F. Supp. 838 (S.D.N.Y. 1985) - Justia
- Donkey Kong: Nintendo vs. Universal and the Battle for the Character Rights - CBR