おでん
大根・卵・練り物・こんにゃくなどの具材を、だし汁でじっくり煮込む日本の料理。#food #japan
由来
ルーツは室町時代に流行した「豆腐田楽(とうふでんがく)」。豆腐を串に刺して焼き、味噌を塗って食べる料理で、平安時代にはすでに原型が存在したとする説もある。
名前の「おでん」は、この「田楽(でんがく)」を指す女房言葉(室町時代から宮中に仕える女房が使い始めた言葉)に由来する。「田楽」の「田」を「でん」と読み、丁寧語の接頭辞「お」を付けて「お田(おでん)」となった。
江戸時代に入ると、串に刺した豆腐やこんにゃくを煮込む「煮込み田楽」へと変化し、屋台で食べるファストフードとして江戸庶民に広まった。「田楽」と「おでん」はこの過程で分化し、串を焼いて味噌を塗るものを「田楽」、煮込むものを「おでん」と呼び分けるようになった。
地域による違い
出汁・醤油の系統や練り物の産地の違いから、地域ごとに味付けや具材が大きく異なる。
- 関東: 濃口醤油ベースの、色の濃い出汁。
- 関西: 昆布や薄口醤油を使った、上品な色の出汁。
- 静岡おでん: 牛すじと濃口醤油による黒い出汁が特徴。黒はんぺん・なると巻・牛すじ・豚もつなどを串に刺して煮込み、だし粉と青のりをかけて食べる。
- 愛知(味噌おでん): 八丁味噌と三温糖などで作る甘辛い汁で煮込む。豚もつ・牛すじ・大根・角麩などが具材。
コンビニおでん
1979年頃、コンビニエンスストアで調理済みおでんの販売が始まった。当初は練り物中心の具材構成だったが、その後具材の種類が数十種類に増え、地域限定の具材を扱う店舗も現れた。
コンビニおでんは海外にも展開しており、1997年にはローソンが上海で販売を開始し中国進出の先駆けとなった。韓国には戦前の日本から串おでんの形式が伝わり、現在では「オデン(어묵/오뎅)」として韓国のストリートフードの一部になっている。
出典
- 歴史:おでんの歴史 | おでん教室 | 紀文アカデミー | 紀文食品
- おでん - Wikipedia
- 「おでん」の由来 | WA・TO・BI - 和食の扉 -
- Oden - Wikipedia (English)
- 多彩な日本各地のおでん。地方ごとの味わいの違いをご紹介!
- 地域でこんなに違う!「おでん」の種と出汁の東西格差と、知られざる味噌文化 | 日本のうまいもの
- コンビニおでんの意外なルーツ!おでんと茶の湯との関係とは? | 和樂web
- おでんのルーツ!変わり種具材と地域差!コンビニではいつから? | ルーツアーカイブ