ショートケーキの由来
「ショートケーキ」には英米式のものと日本式のものがあり、両者は別物。
英米式ショートケーキ
語源の「short」は本来「サクサク・ぼろぼろした食感」を表す語で、バターなどの油脂を多く加えた生地(ショートニングを使った生地)を指す。ルーツは16世紀イギリスで、現存最古のレシピは1588年の料理本に記録されている。ビスケット状の生地に果物(当初は苺に限らず様々な果物)を添えた菓子で、17世紀にアメリカへ伝わりストロベリーショートケーキとして定着した。当初は密でビスケット状だったが、19世紀末にベーキングパウダーが普及すると柔らかいケーキ状のものも現れ、20世紀にはスポンジケーキ生地版も広まった。
日本式ショートケーキ
現在日本で「ショートケーキ」といえば当然のものとなっている「スポンジケーキ+生クリーム+苺」のスタイルは、日本独自の発明。不二家の創業者・藤井林右衛門が大正11年(1922年)に考案・発売したのが始まりとされる(2022年に発売100周年)。英米式のビスケット生地ではなく柔らかいスポンジ生地を使った点が独自性で、海外では主流ではない和製洋菓子。一般家庭に広まったのは冷蔵設備が普及した1955年以降。
名前の由来(諸説)
不二家自身も「諸説あり」としている。
- 英語のshortが持つ「サクサクした食感」由来
- ショートニング(油脂)由来
- 「短時間で作れる」「日持ちしない」ことから