内水面養殖業(ないすいめんようしょくぎょう)

河川・湖沼・池など、海ではない淡水域(内水面)で行う漁業のうち、養殖に関わるものを指す。潮の影響を受けない「淡水漁業」と、潮の影響を受ける水域での「内水面漁業」に分ける定義もある。

主な対象種

  • 温水性淡水魚 — ウナギ、コイ、金魚、ナマズ、ドジョウ、フナなど
  • 冷水性淡水魚 — ニジマス、アマゴ、ヤマメ、イワナなど(陸封されたサケ科の魚類が中心)
  • その他 — アユ、ワカサギ、ホンモロコ、スッポンなど

天然遡上を待つのではなく人為的に育てる「養殖」と、河川・湖沼での「漁獲」の両方が、和食文化に密接に関わる淡水産水産物の供給を支えている。

主要産地(うなぎ養殖の例)

うなぎ養殖は内水面養殖業の代表格。令和4年(2022年)の統計では全国生産量19,167tのうち、

  1. 鹿児島県 — 7,858t(シェア41.0%)
  2. 愛知県
  3. 宮崎県 — 3,574t

の上位3県で国内生産量の約85%を占める。

現状の課題

内水面漁業協同組合の組合員数は、平成元年から平成30年にかけて約半分にまで減少しており、産業として衰退傾向にある(令和8年時点で全国643漁協・約16万人の組合員)。

出典

#agriculture #fishery

作成日時: 2026-08-11 11:29 / 更新日時: 2026-08-11 11:29