L2TP/IPsec
VPN(仮想プライベートネットワーク)を構築するための通信プロトコルの組み合わせ。
仕組み
- L2TP (Layer 2 Tunneling Protocol): レイヤー2(データリンク層)でトンネルを作るプロトコル。PPP接続をIPネットワーク上でカプセル化する。L2TP自体には暗号化機能がない。
- IPsec (Internet Protocol Security): IPパケットレベルで暗号化・認証を行うプロトコル群。
L2TP単体では通信内容が平文で流れるため、実運用ではIPsec(主にESPプロトコル)と組み合わせて暗号化するのが一般的で、この組み合わせを「L2TP/IPsec」と呼ぶ。
特徴
- 使用ポート: UDP 500(IKE)、UDP 4500(NAT-T)、UDP 1701(L2TP)
- 認証方式: 事前共有鍵(PSK)方式か証明書方式が一般的
- Windows・macOS・iOS・Androidに標準でクライアントが組み込まれているため、追加ソフトなしで利用できる
弱点と後継
NATトラバーサル(NAT越え)がやや不安定になりがちで、ファイアウォールでUDPポートがブロックされると接続できないことがある。近年はより高速・シンプルなWireGuardや、TCPも使える #openvpn 、IKEv2/IPsecへの移行が進んでいる。
出典
- Determining the Correct Ports for IPSec/L2TP | Baeldung on Linux
- What are Ports Used for IPsec? - zenarmor.com