Claudeのモデル階層(Opus / Sonnet / Haiku / Fable)の違い

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GPT-5.6のSol / Terra / Lunaの違いのGPT-5.6ティア構成(Sol/Terra/Luna)と同様に、Anthropic自身もClaudeを複数の階層(ティア)に分けて提供している。命名の由来はギリシャ悲劇の詩形(Opus=作品、Sonnet=十四行詩、Haiku=俳句)に、2026年から最上位ティアとして「Fable(寓話)」が加わった。

現行モデル(2026年8月時点)

モデル model ID コンテキスト 入力$/1M 出力$/1M
Claude Fable 5 claude-fable-5 1M $10.00 $50.00
Claude Mythos 5 claude-mythos-5 1M $10.00 $50.00
Claude Opus 5 claude-opus-5 1M $5.00 $25.00
Claude Sonnet 5 claude-sonnet-5 1M $3.00(導入価格$2.00〜2026-08-31) $15.00(導入$10.00)
Claude Haiku 4.5 claude-haiku-4-5 200K $1.00 $5.00

各ティアの位置づけ

  • Fable 5: Anthropicの「最も高性能な広く一般提供されているモデル」。最も難しい推論・長時間の自律的エージェントタスク向け。常に思考(thinking)がオンで、生の思考過程は返されない(要約のみ)。安全性分類器によるrefusal(拒否)が発生しうる高リスク領域(サイバーセキュリティ等)向けの特別な保護がかかっている。30日間のデータ保持が必須で、ゼロデータ保持(ZDR)組織では利用不可。
  • Mythos 5: Fable 5と性能・価格・API仕様は完全に同一だが、「Project Glasswing」参加者限定で提供される特別枠。招待制だった旧「Mythos Preview」の後継。
  • Opus 5: 複雑なエージェント型コーディングやエンタープライズ用途向け。Fable 5の半額でありながら深い推論・長時間タスクに強い。デフォルトでthinkingがオン(Opus 4.8以前はデフォルトオフだった点が破壊的変更)。
  • Sonnet 5: 速度と知性のバランスが最も良いティア。コーディング・エージェント作業でOpusに近い品質をSonnet価格で実現。
  • Haiku 4.5: 最速・最安。単純作業や高スループット処理向け。コンテキスト窓も200Kと他より小さい。

使い分けの原則(社内ガイドラインより)

「ユーザーが明示的に別モデルを指定しない限り、常にclaude-opus-5を使うこと」が既定ルール。Sonnet/Haikuはユーザーが明示的に指定した場合のみ使用し、コスト削減目的で勝手にダウングレードしてはならない。Fable/Mythosはユーザーが明示的に「Fable」「最も高性能なモデル」を要求した場合のみ使用する。

GPTのSol/Terra/Lunaとの対比

GPT-5.6 Claude
最上位 Sol Fable 5 / Mythos 5
中位(バランス) Terra Opus 5
バランス〜軽量 - Sonnet 5
軽量・低コスト Luna Haiku 4.5

両社とも「最高性能・バランス型・低コスト型」という3〜4階層構成に収束している点が興味深い。GPTは2026年6月にこの3階層モデル化を導入したのに対し、Claudeは2023年のClaude 3以降Opus/Sonnet/Haikuの3階層を維持しつつ、2026年にFable/Mythosという最上位ティアを追加する形で拡張した。

各社が独自にティア展開する中、OpenRouterのようなアグリゲーターを使うと複数社のモデルを同じインターフェースで横断利用できる。

出典

社内リファレンス(Claude API skill、2026-06-24時点でキャッシュされたモデル価格表)に基づく。ウェブ検索での裏取りはしていない。

作成日時: 2026-08-09 14:04 / 更新日時: 2026-08-09 17:38