Llama 4
Metaが2025年4月5日にリリースした、Llamaシリーズ初のMixture-of-Experts(MoE)アーキテクチャモデル。ネイティブなearly fusionによるマルチモーダル(テキスト+画像)対応。Scout・Maverick・Behemothの3サイズで構成される。オープンウェイトLLM MOCの一員。
Scout / Maverick / Behemoth
| モデル | アクティブ/総パラメータ | エキスパート数 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| Scout | 17B / 109B | 16 | iRoPEアーキテクチャで最大1000万トークンのコンテキスト長。Gemma 3・Gemini 2.0 Flash-Lite・Mistral 3.1をベンチマークで上回るとMetaは主張 |
| Maverick | 17B / 400B | 128 | 単一のNVIDIA H100 DGXホストに収まる設計。GPT-4o・Gemini 2.0 Flashを上回り、DeepSeek V3と推論・コーディングで競合。実験版チャットモデルはLMArenaでELO 1417 |
| Behemoth | 288B / 約2兆 | 16 | Scout/Maverickへ知識蒸留するための「教師モデル」。プレビューのみでSTEM系ベンチマークはGPT-4.5・Claude Sonnet 3.7・Gemini 2.0 Proを上回るとされていた |
ライセンス
Llama 4 Community License Agreement。月間アクティブユーザー7億人超の企業はMetaへの個別ライセンス申請が必要(許諾するか否かはMetaの裁量)。「Built with Llama」の明示、派生モデル名の先頭に「Llama」を含める義務などの条項がある。Apache/MIT系の他モデルと比べ、制約が多いオープンウェイトライセンス。
Behemothは正式リリースされずに凍結、後継は「Llama 5」ではなく「Muse」
Behemothは2026年8月時点でも正式リリースされないまま事実上凍結している。2兆パラメータ規模でのMoEルーティング・chunked attentionに技術的課題があり、リリースに見合う効果が得られないとMetaが判断したと報じられている。
「Llama 5」は正式には存在しない。2026年4月発足の「Meta Superintelligence Labs」がフロンティアモデル開発の軸をLlamaブランドからMuse系列へ転換し、2026年8月10日にオープンウェイトモデルMuse Glimmer(30Bパラメータ、Apache 2.0、利用制限・収益しきい値なし)を公開した。より大きなクローズドモデル「Muse Spark 1.2」から蒸留されたモデルで、コンシューマー向けハードウェアでのローカル・常時稼働エージェント用途を意図している。Muse Spark自体の重みも「近々」オープンソース化予定とMeta Superintelligence責任者Alexandr Wang氏が言及している。
オープンウェイトLLMの中での位置づけ
初期のLlamaシリーズ(dense)からMoEへ転換した世代。ライセンスがLlama Community Licenseという独自の条件付きライセンスである点が、Apache 2.0系のQwen・Mistral・DeepSeek・gpt-ossなどと大きく異なる。Metaの開発リソースは2026年後半時点でMuse系列に移りつつあり、Llama 4が実質的な最終世代になる可能性がある。
出典
- Llama 4 herd (Meta公式)
- Llama 4 License Agreement (Meta公式)
- Llama 4 release date 2026 (fazm.ai)
- Meta’s Muse Glimmer open-weight AI (CNBC)
- Meta’s new Glimmer AI model (TechCrunch)
- Zuck rekindles open-weights Llama drama with Muse Glimmer (The Register)
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