カケス

スズメ目カラス科カケス属に分類される鳥。学名はGarrulus glandarius、英名は"Eurasian Jay"。北海道・本州・四国・九州の森林に留鳥として分布するほか、ユーラシア大陸から北アフリカにかけて広く分布する。九州以北で繁殖し、北部個体群は冬季に南へ移動する。#鳥類 #生態系

日本固有種で奄美大島・加計呂麻島・請島にのみ分布するルリカケスと同属で、ルリカケスより小さい(カケスは全長32〜35cm、ルリカケスは38cm前後)。

特徴

平地から低山の落葉広葉樹林・雑木林・里山に生息する。淡い褐色の体に、青と黒のだんだら模様が入った翼が最大の特徴。警戒心が強く、人の気配を感じると大きな声で仲間に知らせる。「ジェー、ジェー」という鋭い鳴き声で鳴くほか、他の鳥や猛禽類の鳴き声を模倣する能力を持つ。

貯食行動と森林生態系での役割

秋になるとドングリなどの木の実を大量に地面へ埋めて蓄え(貯食)、冬に掘り出して食べる。一羽が蓄える量は数千個に達することもあり、埋めた場所を優れた記憶力で覚えている。掘り出されず忘れられたドングリが発芽することで種子散布に貢献し、ブナやコナラなどの落葉広葉樹林が広がるうえで重要な役割を果たしているとされる。

食性は雑食で、繁殖期は昆虫を、越冬期は貯食したドングリなどの木の実を中心に食べる。

出典

作成日時: 2026-08-27 22:16 / 更新日時: 2026-08-27 22:16