Apache Druid

リアルタイム分散分析用のデータベース。大規模なストリーミングデータの取り込みと、低レイテンシなOLAPクエリ・インタラクティブ分析を実現することに特化している。 #database #olap

開発の経緯

2011年から開発が始まり、現在はApache Software Foundationのライセンス下でオープンソースとして開発が続いている(Apacheトップレベルプロジェクト)。

特徴

  • 列指向(カラムナー)のデータストアで、必要な列だけを高速に検索できる
  • 分散型アーキテクチャで、1秒未満のクエリ応答時間を実現
  • 1日に数兆件規模のイベント処理が可能なスケーラビリティ
  • データの自動集計、ペタバイト級データへの対応、高可用性
  • ダウンタイムなしの継続運用やデータレプリケーションを前提とした設計

アーキテクチャ(3層構成)

  • データノード層: Middle Manager/IndexerがKafkaなどからデータを取り込み、処理後に「セグメント」としてディープストレージ(S3・GCSなど)に保存。Historicalノードがディープストレージからセグメントを自ノードのディスクに展開して保持する
  • クエリノード層: RouterとBrokerがクエリを受け付け、各ノードの結果をマージして返却する
  • 管理層: CoordinatorとZooKeeperがメタデータやタスクの管理を担う

ユースケース

Webやモバイルの行動分析、不正検知、ネットワークパフォーマンス監視、サーバーメトリクス監視、ビジネスインテリジェンス/OLAPなど、大量のイベントデータをリアルタイムに解析する用途に向いている。

開発状況(2026年8月時点)

活発に開発が続いている。v37.0.0が2026年5月8日にリリースされ、29人のコントリビューターによる255件以上の新機能・バグ修正・パフォーマンス改善が含まれた。直前のv36.0.0は2026年2月9日リリースで、数ヶ月おきのペースでメジャーバージョンがリリースされ続けている。

出典

作成日時: 2026-08-10 23:33 / 更新日時: 2026-08-10 23:33