モールス信号(モールス符号)
アルファベット・数字・記号を、短点(・, トン)と長点(-, ツー)の組み合わせで表現する通信符号。 #communication
仕組み
- 電気信号がオンになっている時間が短いものが短点、長いものが長点(短点3つ分の長さが目安)
- 文字の区切りには短点3つ分、単語の区切りには短点7つ分の間隔をあける
- 発明者のサミュエル・モールス(本業は画家で、科学的知識は持っていなかった)は、アルファベットの使用頻度を調べ、よく使う文字(例: E)には短い符号を、あまり使わない文字には長い符号を割り当てることで、全体の伝送時間を短縮する工夫をした
歴史
1837年に発明され、1844年に実用化。当初からアルファベット符号が使われていたが、その後改良が重ねられ、1868年の国際会議で「国際モールス符号」として統一・採用された。
SOS信号
遭難信号として有名な「SOS」は、モールス符号で「・・・ - - - ・・・」(トントントン・ツーツーツー・トントントン)と表現される。船舶間の遭難通信で長年使われてきた。
現在の用途
電報など主要な通信手段としての役割は20世紀後半に他方式へ置き換わったが、以下のような限定的な用途で現在も使われ続けている。
- アマチュア無線でのCW(連続波)通信(趣味として)
- 航空無線(DME、VOR、NDBなど)の識別信号
- 自衛隊の一部通信
混信や雑音のある環境でも最低限の情報交換ができる、という強みが今も評価されている。