塩水意麺(鹽水意麵)
台南市塩水区(旧・塩水鎮)発祥とされる台湾の伝統的な卵麺。小麦粉に水を一切加えず、鴨卵(または鶏卵)だけを練り込んで作る平打ちの縮れ麺。
製法の特徴
- 水を使わず卵の水分だけで生地を練るため、コシが強く独特の香りが出るとされる。
- 台南市街の一般的な「意麺」は麺を油で揚げて乾燥させるが、塩水の意麺は油で揚げず天日干しで乾燥させる点が異なる。
名前の由来
麺を手作業でこねる際に力を込めると「噫(イー)」という声が出たことから、「力麺」が転じて「意麺」と呼ばれるようになった、という説がある。
起源(諸説あり)
- 鄭成功軍に同行した福州の職人が製法を台南塩水に伝えた(明鄭時代)
- 清朝・同治年間に陳萬美が興した「萬美商行」が発祥
- 1923年、福建・福州から移住した黄忠亮という職人が始めた
いずれも伝承レベルで、確定した史料はないよう。300年以上の歴史があるとも言われる。
実食
2026-08-10、上野の騒豆花 上野店で食べた。赤いきつね・緑のたぬきのカップ麺を思わせる平べったい幅広の麺で、なかなか美味しかった。