Proxylity UDP Gateway
AWS上でUDPのrequest/responseパターンをサーバーレスに処理するためのゲートウェイ製品。HTTP APIをAPI Gatewayで受けるのと同様に、UDPパケットを受けてLambda等にディスパッチする仕組みを提供する(CloudFormationでリソースを定義する)。
WireGuardオープンエンドポイント機能
2026年6月3日の発表で追加された機能。
- 従来のWireGuardリスナーは、接続を許可する各ピアの公開鍵をCloudFormationテンプレートに事前登録する必要があり、未知の鍵からのハンドシェイクは拒否されていた。
AllowUnknownPeersプロパティを有効化すると、事前登録なしに任意のWireGuardクライアントからの接続を受け入れられるようになる。TLSと同様に「トランスポート層は暗号化するが、認証はアプリケーション層に委ねる」モデル。UnknownPeerPreSharedKeyプロパティを設定すると、未知のピアにも事前共有鍵(PSK)の提示を要求できる。共有APIキーに近い、緩いが実質的な認証ゲートとして機能する。- 想定用途は、事前登録が現実的でない大規模・不特定多数のデバイスフロート(IoTデバイス群など)。
Lambda非同期呼び出し機能
同じ発表で追加された、UDP Gateway側のLambda呼び出しモードの拡張。
- 従来はLambda destinationを同期呼び出し(
RequestResponse)で扱っていた。ゲートウェイはパケットバッチを配信し、関数の完了を待ってから、戻り値をもとにクライアントへ応答を返していた。 UseAsyncInvoke引数を指定すると、LambdaのEvent(非同期)呼び出しモードに切り替わる。ゲートウェイはパケットバッチを配信すると即座にHTTP 202を受け取り、関数の完了を待たずに処理を終える。- 長時間実行のワークフロー(デバイスプロビジョニング、多段階の検証処理など)のように、即座のレスポンスが不要な処理の起動に向く。
2機能の組み合わせ
WireGuardオープンエンドポイントとLambda非同期呼び出しを組み合わせると、「未登録・未認証に近いWireGuardクライアントからパケットを受信 → 長時間バックエンドワークフローを起動 → 即座に処理を返す」という構成が可能になる。
出典
#aws #wireguard #networking #serverless