ハグロトンボ
カワトンボ科に属するトンボの一種。学名 Calopteryx atrata(Atrocalopteryx atrata とされることもある)。
特徴
- 成虫の体長57〜67mm、後翅長35〜44mmとトンボとしてはやや大型。
- 翅全体が黒く、斑紋はない。オスは体色が金属光沢のある黒緑色、メスは黒褐色。
- 他のトンボのように素早く飛んだりホバリングしたりせず、チョウのようにひらひらと舞うように羽ばたく。飛翔時に「パタタタ……」という小さな羽音を立てる。
- とまっているときは4枚の翅を重ねて閉じ、開閉させる独特の習性を持つ。別名「ホソホソトンボ」とも呼ばれる。
分布・生息環境
- 東アジア(日本・朝鮮半島・中国・ロシア)と北米に分布。日本国内では北海道南部・本州・四国・九州に分布。
- 平地から低山地にかけて、ヨシなどの抽水植物やエビモ・バイカモなどの沈水植物が茂る、緩やかな流れの河川・小川周辺を好む。
生態
- 縄張りを持ち、特定の石や葉の周辺を飛び回る。
- 幼虫(ヤゴ)は体長22〜26mmの淡褐色で、水中生活を送る。主に夜半から早朝にかけて抽水植物などに定位し、6〜7月頃に羽化する。
- 成虫は5〜10月頃まで見られ、特に7〜8月に多い。
自分の観察メモ
近所の公園で捕まえた。