MIDI
Musical Instrument Digital Interface。電子楽器・コンピュータ・音楽機材同士が演奏情報をやり取りするための通信規格。演奏情報(ノートオン/ノートオフ、ピッチ、タイミングなど)を送り、受信側は自身の音源で音を鳴らす仕組みで、音声波形そのものは送らない。
歴史
- 1981年に規格が起草され、1982年にYamaha・Roland・Korg・Kawai・Sequential Circuits・Oberheimの6社によって発表された。
- 開発の中心人物はSequential CircuitsのDave Smithと、RolandのIkutaro Kakehashi(梯郁太郎)。異なるメーカーのシンセサイザー同士が通信できる共通プロトコルとして考案された。
- MIDI以前は、メーカーが異なるデジタルピアノ・シンセサイザー・ドラムマシン同士は互いに通信できなかった。
- 1983年のWinter NAMM Showで、Sequential CircuitsのProphet-600とRolandのJP-6を接続した実演が行われ、初めて公に披露された。
技術仕様(MIDI 1.0)
- 転送速度は31.25kbps(31250bps)。
- 非同期シリアル通信で、スタート1ビット・データ8ビット・ストップ1ビットの構成。
- チャンネル数はステータスバイトの下位4ビットで表現するため16チャンネル(0〜15)。
- 物理コネクタは5ピンDINコネクタ、電気的には5mAのカレントループ方式。
- 標準化団体はMIDI Manufacturers Association(MMA)と、日本側は一般社団法人音楽電子事業協会(AMEI)のMIDI規格委員会。
関連
ふぁみみみっでぃはファミコンをMIDI音源として動作させる自作ハードウェアで、MIDI経由でファミコン内蔵音源を制御する応用例。
出典
- MIDI History Chapter 6-MIDI Begins 1981-1983 – MIDI.org
- 1983 Dave Smith, Sequential Circuits MIDI Specification
- MIDI ‐ 通信用語の基礎知識
- MIDI1.0規格書 - AMEI
- MIDI(ミディ)とは? - コトバンク