半導体
電気伝導性が導体と絶縁体の中間にあり、温度・光・電圧・不純物添加などの外部条件によって伝導性を制御できる物質。現代のエレクトロニクス(IC、トランジスタ、メモリ、パワーデバイスなど)の基盤となる材料区分。
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基礎概念
- バンドギャップ — 価電子帯と伝導帯の間のエネルギー差。金属・半導体・絶縁体を分ける基準であり、半導体材料ごとの特性差(耐圧・動作温度など)を決める指標
- 4価元素・14族元素 — シリコンなど代表的な半導体材料が属する元素グループ。価電子が4個であることがドーピングによる半導体化を可能にする
ドーピングと接合
- ドーピング — 不純物添加によって半導体の伝導性を制御する技術そのもの
- N型半導体 — 5価の不純物をドープし、自由電子を多数キャリアとする
- P型半導体 — 3価の不純物をドープし、正孔を多数キャリアとする
- PN接合 — N型とP型を接合してできる整流構造。ダイオード・トランジスタの基本構造
- ペルチェ素子 — PN接合に電流を流すことで熱を移動させる熱電デバイス
材料ごとの半導体
バンドギャップの広さで用途が分かれる。
- シリコン — バンドギャップ約1.1 eV。安価・大量生産に向き、現行の半導体産業の主力材料
- 窒化ガリウム(GaN) — バンドギャップ約3.4 eVの「ワイドバンドギャップ半導体」。高耐圧・高周波のパワーエレクトロニクス向け
- ダイヤモンド半導体 — バンドギャップ約5.47 eVの「ウルトラワイドバンドギャップ半導体」。研究開発段階だが、より高耐圧・高温動作が期待される
応用デバイス
- NAND型フラッシュメモリ — 半導体メモリの一種。SSD・USBメモリ・スマートフォンストレージなどで使われる不揮発性メモリ