FRRouting (FRR)
Linux/UnixプラットフォームでBGP・OSPF・RIP・IS-IS・PIM・LDP・BFD等の主要ルーティングプロトコルを実装する、オープンソースのIPルーティングプロトコルスイート。GPLv2ライセンス。オープンソースのルーター/ファイアウォールOSと隣接する、ルーティングプロトコル実装そのものに特化したソフトウェア。
特徴
- Quaggaプロジェクトから派生。長年Quaggaの開発に携わってきたメンバーが集まり、その基盤を発展させる形で立ち上げられた。
- 安価なSBCから商用グレードのルーターまで幅広いハードウェアで動作し、フルインターネットルーティングテーブルも扱える。
- 設定スタイルがCisco IOSに似ており、ネットワークエンジニアにとって習得しやすい。
- Linuxカーネルの開発スタイルに倣った開発体制を採用。
- 単体のルーターOSというより、ルーティングデーモン群(プロトコルスタック)として他のLinuxディストリビューションやツールに組み込んで使われることが多い。
オープンソースのルーター/ファイアウォールOSの中での位置づけ
VyOS/pfSense/OPNsense/OpenWrtが統合された「OS/ファームウェア」であるのに対し、FRRoutingは単体のルーティングプロトコルスタック(デーモン群)。実際、VyOSはルーティング機能の実装にFRRoutingを利用している。
出典
- FRRouting公式サイト
- FRRouting User Guide - FRRouting
- GitHub - FRRouting/frr
- FRR — VyOS 1.5.x (circinus) LTS documentation