Metasploit
オープンソースの侵入テスト(ペネトレーションテスト)フレームワーク。Kali Linuxにもプリインストールされている定番セキュリティツールの一つ。
基本情報
- 開発者: H. D. Moore(2003年に創設)
- 開発元: Rapid7(2009年に買収、現在も所有・管理)
- 実装言語: Ruby(当初はPerl、2007年までにRubyで書き直された)
何をするツールか
セキュリティ専門家・研究者・攻撃者が、脆弱性の発見・検証・攻撃シミュレーションを行うためのツール。「攻撃コードを書いて実行する」までの一連の作業を効率化するフレームワークで、msfconsole というCUIツールから操作するのが一般的。
主な構成要素
- Exploit: バグを突いて対象システムに侵入するコード(2,000以上を実装)
- Payload: 侵入成功後に対象システム上で実行されるコード(592以上)
- Auxiliary modules: スキャン・ファジング・スニッフィングなど補助機能を提供するモジュール群
エディション
- 無料版(Open Source Edition): Ruby実装のモジュラー構成、1,500以上の組み込みexploitを含む
- Pro版(商用): Quick Start Wizard、ソーシャルエンジニアリング、Webアプリテスト、VPNピボッティングなど高度な機能を追加(旧Community版・Express版は廃止済み)
最新動向
安定版は6.4.131(2026年5月リリース)。4,000超のエクスプロイトモジュールを収録している。
セキュリティ運用の中での位置づけ
攻撃側視点の検証(ペネトレーションテスト)でexploitの開発・実行を担う代表的なフレームワーク。
出典
- Metasploit - Wikipedia
- Metasploit: ペネトレーションテスト・ソフトウェア | Rapid7
- What is Metasploit Framework? A Step-by-Step Guide (2026)