OWASP(Open Worldwide Application Security Project)
Webアプリケーションセキュリティの向上を目的とする非営利団体。2001年にMark Curpheyが立ち上げた草の根プロジェクトを起源とし、当初は脆弱性啓発のためのドキュメント集や、意図的に脆弱に作られた学習用アプリ「WebGoat」などから始まった。現在は32,000人以上のメンバー、8,500人以上のコントリビューター、300以上のアクティブプロジェクトを抱える業界横断の組織になっている。
主要プロジェクト
- OWASP Top 10 — Webアプリケーションを対象にした「最も重大なセキュリティリスク」ランキング。OWASPの最古参かつ最も知られたプロジェクトで、2003年初版。
- OWASP API Security Top 10 — API特有の脅威に特化した同種のランキング。Webアプリ版Top 10とは別に2019年から公開。
- Web Security Testing Guide (WSTG) — Webアプリを対象としたペンテスト手法を体系化したガイド。ペネトレーションテストの観点別チェック項目を網羅する。
- OWASP Cheat Sheet Series — 個別の脆弱性カテゴリ(SSRFなど)ごとに対策の実装指針をまとめたドキュメント群。
このほかクラウドネイティブセキュリティ、AI/LLMリスク、SBOM等xBOM、スマートコントラクトなど新しい領域のプロジェクトも継続的に立ち上がっている。
関連
- ペネトレーションテスト — WSTGを実務で使う場面
- BOLA / SSRF — Top 10・API Security Top 10に掲載される個別の脆弱性カテゴリの例