Turso

turso.tech社が提供する、SQLite互換のデータベース製品群。名称が指す対象が時期によって変化しており、現在は「libSQL」「Turso Cloud」「Turso Database」という3つの要素が絡み合っている。

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libSQL

Turso社がメンテナンスするSQLiteのオープンソースフォーク。ファイルフォーマット・APIともにSQLiteと完全な後方互換性を保ちつつ、SQLite本家に取り込まれなかった機能を追加している。組み込みデータベースとしてだけでなく、WebSocket/HTTP経由でSQLを実行できるリモートサーバーとしても動作できる点が特徴。外部システムがWALの変更を消費・適用できる「virtual WAL interface」を持ち、分散同期の基盤になっている。

Turso Cloud

libSQLを使って構築された、現行のマネージドデータベースサービス。エッジの35以上のリージョンでlibSQLサーバーを稼働させ、プライマリリージョンで作成したデータベースを他リージョンへレプリケートする。読み取りは最寄りのレプリカへ、書き込みはプライマリへ向かう構成。

「embedded replicas」という仕組みも提供しており、クラウド上のプライマリDBと同期するローカルのSQLiteファイルをアプリケーション側に持たせることで、ローカルディスク並みの速度(ベンチマークで200ナノ秒未満とされる)での読み取りを実現する。

Turso Database

Rustで新規にゼロから書き直されている、SQLite互換の新データベース(2026年8月時点でベータ)。libSQLとは別物で、将来的にTurso Cloudへ組み込む方向で開発が進められている。

用途

コンテンツ配信・分析ダッシュボード・ドキュメントツールのような「読み取りが多く書き込みは中程度」なアプリケーションに向いているとされる。リアルタイムコラボレーションやトレーディング、マルチプレイヤーゲームのような高並行書き込みが必要な用途は、PostgreSQL系(Neonなど)の方が適しているとされる。SQLiteのベクトル検索拡張sqlite-vecにも対応しており、AI関連のユースケースでの利用も謳われている。

出典

作成日時: 2026-08-13 22:28 / 更新日時: 2026-08-13 22:28