Markdownベースのプレゼンテーションツール
PowerPointやKeynote、Google SlidesのようなGUI(WYSIWYG)スライド作成ツールに対し、スライドの中身をMarkdownのプレーンテキストで書き、それをレンダリングしてスライドとして表示・出力するツール群がある。
共通する思想
- テキストなのでGit管理できる: 差分がdiffで見え、レビュー・バージョン管理がしやすい
- エディタで書ける: マウス操作で図形を配置する代わりに、慣れたテキストエディタ・IDEでスライドを書ける
- ページ区切りは
---: 多くのツールがMarkdown中の水平線(---)でスライドの区切りを表現する
主なツール
- Slidev — Vue.jsベースのWebアプリとして動くツール。ライブコーディング(Monaco Editor埋め込み)やVueコンポーネント埋め込みなど、インタラクティブな「Webスライド」寄り
- Marp — Marpit(HTML/CSSスライド生成フレームワーク)がコアの、CLI/VS Code拡張中心のツール。PDF/PPTX/HTML出力の再現性を重視
- deck — k1LoW氏によるGo製CLI。MarkdownをGoogle Slidesに流し込むツールで、出力先が自己完結したファイルではなく既存のGoogle Slidesという点が他と異なる
SlidevとMarpは「コードを多用する技術発表資料を、Git管理下で素早く作りたい」というエンジニア向けの動機は共通するが、SlidevはWebアプリとしての表現力・インタラクティブ性、Marpは変換フォーマット間の一貫性という、それぞれ異なる軸を重視している。deckはさらに異なる軸で、Google Slidesのエコシステム(共同編集・コメントなど)をそのまま活かしたい場合に向く。